仲里浩佑さんの「シカクマメ(うりずん豆)」

生産者の声

形がおもしろい!台風シーズンの貴重野菜!シカクマメ(うりずん豆)

90歳の農家「仲里浩佑さん」 

12年ぐらい前に試しに「栽培してみては?」というすすめから栽培を継続している下地地区 仲里浩佑さん(90歳※)にお話を伺いました。

このお歳で背筋がピンとしており、今も現役で耕運機作業を始めとする、農作業を奥様と楽しんでいます。

「農薬散布もないし、化学肥料も使わないで、収穫できているよ!」とのこと。

余談ですが、仲里さんのお母様はなんと109歳※でご健在とのこと!長寿家系に驚きました。

※2017年10月取材時の年齢です

シカクマメ(うりずん豆)

花がとても美しく、畑の至る所に咲く姿は荘厳でしょうね

旬の時期

7月~11月、2月頃(2017年は大型の台風被害で、これから収穫再開となります)

選ぶポイント

未熟の若サヤを収穫。(完熟に向かいサヤが固くなり、サヤインゲン同様にスジが出てきます)

サヤの周囲に4つの翼をもちます。翼が柔らかく新鮮な物を選びます。

(天ぷらにしたときサクサクと独特の食感を楽しめるため)

シカクマメとは?

熱帯アジアが原産地なようで、 シカクマメとは、完熟したサヤの形が四角の形をしていることから名づけられました。

新緑の色に似ていることから「うりずん豆」とも呼ばれます。

「うりずん」とは、沖縄の言葉で新緑の季節の事をさします。

沖縄県で品種育成された品種名です。そのため、この名前でも流通しています。

虫に強く、台風にも強いため、沖縄の夏場野菜の少ない時期の貴重な緑の食材です。

若サヤの栄養成分は、サヤインゲン同様ですが、ビンタミンA、B1がサヤインゲンに比べてやや多いようです。

また、変わった形をしているので、料理の添えものとして今後、需要は伸びてくると思います。

島の駅みやこ 野菜マイスター 米田隆己

一般的な食べ方の定番は、天ぷらですが・・・

仲里さんに伺った一番のおすすめは、らっきょう酢を使った漬物!

  1. シカクマメのガクの部分を折って、スジ(2本)をとり、食べやすいサイズに3~5等分します
  2. 10分程ゆがきます。水気をとり、さまします
  3. らっきょう酢にそのまま入れます

すると、翌日から食べられます。

冷蔵保管すれば、長期保存も可能。

(大ビンで作りますが、更に小さいビンに小分けして置くと取り扱いが便利だそう)

その他、食べ方として

  • ゆがいたシカクマメにかつお節と醤油(ポン酢も可)をかけると和風に。
  • ゆがいてからサラダに。(ゆがくとキレイな緑になります)
  • 軽くゆがいて、ベーコンで巻いて焼いても◎!
  • ゆがいたシカクマメとチーズの卵巻きも美味しい!

みなさん、シカクマメ(うりずん豆)を店頭でみかけたら、ぜひ食べてみてください!!